恋の行方〜甘い約束〜
振り返った先には、ニッコリ笑うお母さん。と、おばさんの姿。





『どこ行くの?』





どこって…





「家に帰ろうかと…」





笑顔を絶やさず、けれど私の腕を掴むその力強さに怯み、ボソボソと答える。





『…お手伝いは?純君のお部屋の片付け、まだ終わらないはずでしょう?』




部屋に入ってから片付けらしい事なんて何もしてなかったってお母さん達も盗み聞きして知ってるくせに!



笑う顔の下で何を企んでるのかわからないから、どう答えようか悩む。
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