恋の行方〜甘い約束〜
そんな時、上の方から声が降ってきた。




『おばさん、いいんです。俺一人でも片付けられますから。』




階段を降りながら純君がお母さんに話し掛けて来た。



『本当は、一人でも平気だったんですけど…、花梨ちゃんと二人きりで話がしたくて、部屋に来てもらったようなものですから。片付けを理由にして花梨ちゃんを部屋に連れ込んでしまって…すみません。』




ペコリと頭を下げる純君。



連れ込むって…
そんな言い方したら、さっき何があったのかお母さん達にバレちゃうよ!




バレたら…お母さん達の事だもん、絶対色々聞いてくるよ!
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