恋の行方〜甘い約束〜
何を聞かれても、絶対答えない!




そう意気込んで構えてたのに…




『あらぁ。そうだったの!おばさん気が利かなくてごめんなさいね?』




頭のてっぺんから出したような甲高い声で返すお母さん。




『純たら、それならそうと、はっきり言ってくれれば良かったのに!そしたら、お母さんも花恵さんも、片付けの手伝いになんて上へ上がらなかったわ。ねえ?』



『そうよね直子さん!』





…嘘だっ!!



二人とも白々し過ぎるもんっ!!




絶対覗きに来ただけのくせに!




「片付けの手伝いを理由に絶対!!覗こうとしてたでしょ!?」




そう叫ぶ私を振り返って見たお母さんはニヤリと笑ってた…
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