恋の行方〜甘い約束〜
『覗かれて困るような事でもあったの?お話、してただけなんでしょう?』




しまった!そう思ったけれど、発した言葉は戻せない。困る私を見てお母さんはニヤニヤして様子を伺ってくる。




『まあ、いいわ。それより純君、まだ話し足りないんじゃない?だって久しぶりの再会ですものね?私も直子さんとまだ色々と積もる話もある位だもの。』





『そうだ!純、花梨ちゃんにここら辺少し案内してもらったら?ほら昔住んでたとはいえ、だいぶ周りの様子も変わってるでしょうし。』




純君のお母さんの発言に、お母さんも大きく頷く。





『それがいいわ!そうだ。駅前に美味しいお惣菜屋さんがあるのよ。直子さんも今からご飯支度大変でしょうし、出来合いのモノ買ってきてもらうっていうのはどう?』
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