恋の行方〜甘い約束〜
ドキドキがどんどんと速くなっていく…





嫌なら振り払えばいいのに…
ドキドキしすぎて…純君の目がずっと私を見てて…






ゆっくりと、純君が繋がったままの手を自分の顔に近付けていくのをただ見つめるだけの私…







純君は私から目を逸らさないで、繋いだままの手を…ゆっくりと口に近付けて…





そして私の指先に




キスをした…






「―ッ」






動けなくなった私を見つめてた純君は、手を元の繋ぎ方に戻してニコリと笑った。





『恋人繋ぎしたくなったらいつでも言ってね?俺は大歓迎だから!!』





そして歩き始める。
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