恋の行方〜甘い約束〜
「あ、あの!これはね?」



『初めまして。有坂純です。花梨ちゃんとは昔からの仲なんだ。』




手を振りほどいた事が気にいらなかったのか、純君は私の腕を掴んで引き寄せる。




『昔からの仲…って?』




「えっとね、幼なじ…『婚約者!俺達、親も認めた仲なんだよ!』




純君の声に一瞬固まる京平君と私…




『はああああ!!?婚約者???』




ものすごい大きな声で叫ばれ、登校してる人が一斉に私達3人に注目する。




ち、ちょっ…ちょっと待ってっ!!!
誰と誰が婚約者だって?





いつ親も認めた仲になったの!!?





私は勢いよく純君を見上げた。
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