大切な人
-永遠なんて存在しない-
そして別々の道へ
由香side
別れたあの日から数ヶ月が経ち
私達は二年生になろうとしていた。
もちろん
瞬くんとは一切話をしていない。
別れたからって別に友達を止めたわけじゃないのに…
こっちの方が辛いよ。
「由香!」
…
「あ、圭ちゃん。どうしたの?」
「放課後暇?」
「うん♪どこか行くの?」
ウキウキしながら聞くと
少し照れながら話たいことがあると言われた。