大切な人 -永遠なんて存在しない-
不安

由香side


私は、あの後どうやって帰ったのか覚えてない。
瞬くんを突き放し…急いで正門に向かったが圭吾の姿は無かった。

メールを見たら圭吾から来てて…罪悪感が湧き上がってきた。

「あ、圭吾っ!昨日ごめんね。」

怒られると思ったら
意外に怒られなくて…大丈夫と一言言われただけだった。


何か素っ気ないし寂しいなぁ。
すぐどっか行っちゃったし…


圭吾…?



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