大切な人
-永遠なんて存在しない-
圭吾side
由香から抱きしめてきたのには、驚いて
顔が真っ赤になった。
もしかしてって自惚れる。
「ゆーか?」
「何か…やなの。圭吾が…告白されたのが…。圭吾冷たいし…不安になっちゃって」
やばい。可愛すぎる。
「ごめんね?ちゃんと断ったし態度冷たかったのは…」
昨日の情景が頭に浮かんできて…我に返った。
自惚れしてた自分が恥ずかしくなってた。
「…とにかく帰ろ。」
「け…ぃご?」
不安にさせたくない。
でも
いずれかは、アイツのところに行ってしまうのだろ。