大切な人
-永遠なんて存在しない-
瞬side
二ヶ月経ったあの日…俺は由香に冷たくなった。
だんだん可愛くなってく由香が怖くて…
好かれてるのかも分からなくて
だから
今日、由香じゃなく
違う女と帰る約束をした。
由香が何か言ってくれるのを期待してたんだ。
要するにヤキモチを妬いてほしくて…。
だけど
由香は、何も言ってくれなくて
由香も俺じゃない男と一緒にいた。
しかも、楽しそうに…
俺らが由香達に背中を向け
少し経ったとき
男が由香を家に誘ってた。
その後、由香の手を引っ張り走り出した。
拒否しろよ。その手を振り放せよ。簡単に行くなよ。由香は、俺の彼女でしょ?
何も抵抗しない由香を見て
胸の奥が痛んだ。