コンプレックス

「変態って…そりゃねぇだろ。ったくジェニファーのやつ、俺らからかって遊んでるんだな!」



何…なんかわけわかんない…!こんがらがってきた…タケルは…タケルは~~~!?



「なぁ。もう1回して」

「え…?」



そう言って、タケルは背を向けた。
さっきのぎゅっ…をってこと…?



「…やだ」

「なんでだよ」

「…仕事中でしょ!」

「ちぇっ」



……しょうがないなぁ。





「…これでいい?」

「…サンキュ」

「……………」

「…よし!仕事だ仕事」

「……………」



ああっ…なんか私らしからぬ大胆なことしちゃった…
あとになってどんどんカッカしてきた!





「なぁ」

「何っ…?」



恥ずかしくてタケルのほう見れないっ…



「それ、明日の分」

「えっ!?あ…そうだごめんっ…」

「いいよ、賄いにしよう。おまえが」

「私が!?…わかったよ。はぁ…私って」

「本当ドジね」



< 121 / 123 >

この作品をシェア

pagetop