コンプレックス
「はぁ!?やだよ!なんで俺が」
「男はあんたしかいないじゃないのー」
「みんな男じゃねぇか!」
「女よ!ひどいっ!!」
タケルはお店のオネエさんみんなから大ブーイング。
「…だったらこんな店辞めてやる」
タケルは出ていった。
「え、ちょっと…!」
なんか…大変なことになったぞ!?
「ちょっと待って、早まんないでっ…」
「ついてくんな」
「私だってついてきたくないよ!だけど…ああいう状況で辞められたら責任感じるじゃない!」
「…辞めねぇよ!どうせ俺行くとこねぇし」
「…そう」
私はその場に立ち止まり、タケルは進んでいった。
ついてくんなっつったし、別についてきたくないし…
「おぅね~ちゃん」
げ、酔っ払いが絡んできたー…恐い…恐い…!
「ね~今からさぁ」
「さっ触んないでっ!」
なりふり構わず酔っ払いをおもいっきり突き飛ばし、猛ダッシュ。
「ハァ、ハァ…」
「…どうしたんだよ?」