コンプレックス
早くすませよう!
我慢して普通の位置へ…。
「お店がいきなり営業停止になったんですけど、加藤さん何かしました?」
『え?やだなぁ何かしたのはそっちのほうでしょ。だからそれなりの罰を受けてもらってるだけだよ』
「どういうことですか!?」
『詳しくは会って話そうよ。明日午後8時、そこの近くのレッカというカフェで待ってるよ』
「あ、ちょっと!今話してくださいよ…!」
勝手に約束決めて、もう電話は切れていた…。
「行くことないわよ!」
「でも…」
「うちは何も悪いことしてないもの?きっと罠なのよ!」
「……………」
「…私が行くわ」
「え!?」
「私がこの店の責任者だもの。何か悪いことしたのなら…ちゃんと話さなきゃ!」
というわけで、待ち合わせにはジェニファーさんが行ってくれることに…
「…なんでオカマが来るんだよ?」
「オッ…ん゛ん゛っ。私、バー・ローズ店長のジェニファーと申しますが、今回の件は一体どういうことなのでしょうか?」
「あんたに用はない。僕はユカを待ってるんだ」