野良猫みたいな男 ■




「呆れた。」


仕事をおえて、
今日は作る気もしないから
コンビニで弁当を買って
大輔に「仕事終わったよ~」
ってラブメールして
部屋を開けると・・・



案の定ナギサがソファーに持たれながら寝ていた。



「寝てると思ったけど…」


呆れてコンビニの袋を
台所に置きながら、
冷蔵庫を開ける。


あ。いけない。

飲み物も買ってこればよかった。


ふと目をやると、
ナギサの前のテーブルに
ペットボトルの水が置かれていた。


うん。

勝手に飲んだわけね。


はー。
やれやれ。


とりあえず…


シャワーでも浴びよう…


大丈夫…だよね?

一応『男』であるナギサに警戒しつつも、
ぐっすり寝ている彼を
もう一度見てから、
浴室に入った。


< 45 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop