野良猫みたいな男 ■

***


「---っ」


お約束だよね。




妙に冷めた感情と、
二日酔いの頭痛が私を襲う。


いつもの見慣れたベッドの上。



隣にはーー


いつもと違う男。

ナギサが気持ちよさそうに寝ていた。


私は
下着はつけていなくて、
かろうじて
シャツを羽織っているだけだった。


はぁ。


やっちゃった…


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