Devoted Love
私の覚悟は、それ。
最後までちゃんと、好きでいる事。
「だから、やっぱり高橋さんはそこんとこ、無責任だと思う。」
悪くは言いたくないけど、良くも言いたくない。
だから必ず付け加える。
「別に高橋さんが嫌いだから、こういう事言うんじゃないけどね。」
これは保険。
私が彼に嫌われないようにするための。
私が嫌な奴にならないようにするための。
「うん、分かってるよ。」
すると彼は必ずこう言ってくれる。
これだけで、私は嫌な奴にならなくて済む。
彼の前だけは。
ご飯は食べ終わって、まだ夕方。
少し涼しくなってきたくらい。
「うち来る?」