Devoted Love
彼は唐突に、そう言った。
「うん、行く。」
私は迷う事なく返事を返した。
そういう事しないって分かってる。
哀しいけど。
彼の家についた。
ケータイを充電させてもらって、1時間くらい。
始めは私がいじっていたパソコンを、今度は彼がいじり始めて
そんなに多くは喋ってない。
いつの間にか私は眠ってしまった。
彼の話し声で目が覚める。
パソコンで電話してるみたいだった。
「ん・・・」
「あ、ちょっと待って。またかけるわ」
私の気配に気付いたのか、彼は電話を切る。
「おはよ・・・。別に良かったのに、電話。」
「あ、いや、いいよ、佐藤だし。」
「なんだ、佐藤か。」