Devoted Love


すると佐藤っぽい人が手を上げながらこっちに向かってきた。

「お、あれだな」

彼が車を降りて、私が後に続く。


「はじめまして。」

と、軽く挨拶をして彼の車に乗り彼の家に向かった。


「いやー、本当にお前ら実在したんだな!」

佐藤が言う。

「なにそれ」

と私が笑った。

「いや、ネットって怖いじゃん?しかも画面上のお前らしか見てなかったからさー、本当に居たんだなって思って」

「そーいえば俊さんも私に初めて会った時、同じ事言ってたね」


そんな話をしながら彼の家に到着。



家についてからは、彼と高橋さんの話を彼自ら佐藤に話してた。
それからはトランプしたり、パソコンでゲームをしたり


とにかく楽しかった。



最初は。



「あ・・・ちょっとお前ら静かにしてて」


トランプやゲームに飽きて、各々ゴロゴロし出した深夜2時。


パソコンを触っていた彼が突然言った。



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