Devoted Love


健太郎くんの顔は、誰も見たことなかったと思う。
彼がいちばんで、私が2番。

なんだか小さくて、可愛い人だった。

「はじめまして!大丈夫だった?」

「大丈夫です!ちゃんと”ひかり”の速さで来れました!」

健太郎くんは笑った。

彼との電話を切った後、新幹線を調べたらちょうどひかり号があったから。
1時間でここに来れた。


「まぁでも、お前が本気出せば1時間で来れることが分かったわ。」

と、彼は満足げに言った。



コンビニに寄って、おわびのコーヒーを2人に買った。
それを飲みながら彼の車に乗って、ご飯を食べに行くことになった。

「何食う?肉限定で!」

彼が運転しながら言った。

「選択肢!ないでしょそれ!」

「焼肉ねー!いいね!」


なんだか私は、口うるさく言ってるだけみたい・・・。
なぜか彼はノリノリで、健太郎くんもよくしゃべる人で。

いいことでもあったのかな・・・?
高橋さんと




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