Devoted Love
しばらく時間が経って、いつもと同じ毎日を繰り返していた。
朝起きて、仕事に行く。
藤原さんと適当に仕事をして、帰って彼と話す。
健太郎君や佐藤とも頻繁に連絡を取るようになった。
仕事帰りにはどちらかと電話。
帰ったら3人で電話。
毎日みんな、つながっていた。
そうやって過ごしてた毎日の中のある日、健太郎くんが言った。
「お前、俊ちゃんの事まだ好きなの?」
「え?」
「佐藤も知ってるよ。」
やっぱり気付いてたんだ・・・
「好きだよ?」
諦めろとかやめておけって言うなら、そんなのは無理。
自分でも何度もそう思った。
それでも、無理だったんだから。
「そっか、まぁ俺は高橋ちゃんとはうまく行かないと思うけどな!」
「・・・なんで、そう思うの?」
なにこの会話。
なんでこんな話しなくちゃいけないの。
これから、私がやりづらくなるじゃん・・・。
「なんとなく、無理な気がするから。俺の勘よく当たるんだぞ」