秘密の関係♪
「やめ・・・て」
「いいから。
大人しくしとけ」
その直樹の言葉が優しく、涙が止まらなかった
「よしよし」
直樹はあたしを抱き締める力を緩め、頭を優しくなでてくれた
・・・・・・・・・・・・・・・
「大丈夫か?」
「・・・うん」
私が泣き止んだ時にはすでに外が暗くなりはじめていた
「送ってやるから、カバン持ってついてこい」
「大丈夫・・・1人で帰る
誰かに見られて誤解されたら大変だし・・・」
「いいから。
そんな事気にすんな。
行くぞ」
腕を引かれ、私たちは図書室から出た
それからは直樹の車に乗り、とくに会話もなく家へ着いた
「送っていただき、ありがとうございました
じゃあまた明日・・・」
「おぉ・・・また明日な」
そう言うと直樹の車は去って行った