秘密の関係♪
 

「そろそろ終わるか」



補習が終わると、6時になっていた。


「つ・・・疲れた~」


「ははっ。車で家まで送るよ」


「いや・・・大丈夫です。教室で黒崎君が待ってるんで・・・」


「黒崎・・・か。わかった。じゃあまた明日な。」


「はい。さようなら」


直樹と別れ、一人

「ふぅ・・・
黒崎君まだいるかな・・・」

とつぶやきながら教室をのぞくと、




「藤本・・・遅かったな。おつかれ」


「おそくなってごめん・・・」


「いいよ。じゃあ帰ろう」


黒崎君はそう言うと私の手を握ってきた


「え・・・離して・・・」

とっさにそういってしまった




「・・・ごめん。じゃあ行こっか」


そういって私たちは歩き出した







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