認めないから!


そうして南と別れたのは19時頃になった。




「沙羅さん、本当にここまでで大丈夫ですか?」




「うん。
あと10分くらい歩けば家着くし。
南も疲れたでしょ?
早く休んで寝な。朝練あるでしょ?」




曲がり角で私達はもめていた。




「うぅ…分かりました。
なら、絶対携帯は片手に持って110のボタンは押したままでいて下さいね?絶対ですよ!?」




…心配性だなぁ…




「ハイハイ。分かりましたよ。」




私達はそれぞれ別の道を歩いた。



そうして五分程歩いた頃だった。
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