認めないから!


―――――――――――――――

――――――――――

―――――




私は目を奪われていた。


入学早々から銀髪の、目立った頭をしたアイツに。



普段の私なら絶対に関わりたくない人種だと判断し、近づかない。視界に入れない。



だけど、彼だけは違った。



何故か気になったのだ。



そしてそんな時だ。




「俺の顔ばっか見てるけど、何か付いてるか?」




見つめすぎたせいで声を掛けられてしまった。


私は当然大慌てする。




「いや…別に……」




一気に顔の熱が集まった。
< 128 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop