認めないから!


「…ごめん、南。」




済んでしまった過去は取り消せない。
いくら謝っても拭いきることは出来ない。


ならば、何が出来るのか。




「今からじゃあ遅いだろうけど…南が好きになった奴は間違いじゃなかったって思えるような人になる。」




南は有名だから、南の気持ちは皆に知られてしまってる。


容姿やスタイルではダメでも人として誇れる人で私はありたい。




「だから、南。
コレはまだ弥生にも言ってないから…聞いて。」




まずはここを新たな一歩として。


ウジウジした自分に鞭を打って追いやるために。


南にせめてもの償いをするために。
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