認めないから!


「弥生、その髪はどうしたんだ?」




「あ?髪?
だから言ってんだろ。この銀髪はポリシーだ。」




授業中。
早速先生から弥生は指摘を受けていた。


……しめしめ。




「へー…そのポリシーに君はハートの留めをつける様になったんだな。」



「!?
…………うわ、何だコレ!」




クラスの皆は気づいていたが、黙認していた。
勿論犯人は私だ。昼休みに付けさせてもらった。



何故なら…



「俺はこんなだっせー趣味はしねぇ。」


「寝言は寝てから言え。
銀髪の時点でださいんだ。」


「先生のそういう考えがジジクセーんだよ。
こんなにも銀髪が似合う男は他に居ねーだろ?」



――何故なら授業が進まないから。
自習みたいになってくれる。中には携帯いじってる奴も居る。
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