認めないから!


「最近疲れてるよね。
どうしたの?」




例のごとくいつものように昼食をとっていた時。




「あ?
……あぁ、夜忙しいから。」




………またか。
コイツは本当に……




「弥生さ、もういい。」




浮気?とか直接言うのも嫌で、こう言った。


私の中には怒りを通りこして呆れしかなかった。




「………いいって何が?」




「もうやめよう。こういうの。……疲れた。」




そもそも私がこんな奴に恋心を抱いたのが間違いだったんだ。
初恋が上手くいくだなんて夢の中だけだ。
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