認めないから!
変わることは難しい
弥生
入学早々俺は目立っていた。まぁこの髪なら仕方ないよな。
皆俺の髪を見ながら遠巻きにヒソヒソと話している。
そんな中、俺をじっと見つめる奴がいた。
友達と話し合うわけでもなく、1人でじっとだ。
「俺の顔ばっか見てるけど、何か付いてるか?」
気になって声をかけてみた。
そしたらソイツ、なんて答えたと思う?
「いや…別に……」
あんなに見てたくせにコレだぜ?
…もしやツンデレか?
デレを見たくて俺はもう少し話してみることにした。