認めないから!


そしてそれなりに女の子達に言い寄られてウハウハだったある日。


多分アイツの告白から3日ぐらい経った頃。




「沙羅さん!おはようございます!」




偶々アイツの教室の前を通りかけた時だった。


何かキラッキラの笑顔を浮かべた男と沙羅を見かけた。




「あ、南君だー」




俺の隣に居た女―野村織葉(オリハ)―が言った。


織葉は俺に告白しないが、よく一緒に居る奴だ。
軽い女だが、頭の回転は早く長く付き合えそうなタイプだ。
一夜限りの子猫ちゃんや沙羅とはまた別のタイプ。




それよりも、だ。
< 186 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop