認めないから!
そしてそれなりに女の子達に言い寄られてウハウハだったある日。
多分アイツの告白から3日ぐらい経った頃。
「沙羅さん!おはようございます!」
偶々アイツの教室の前を通りかけた時だった。
何かキラッキラの笑顔を浮かべた男と沙羅を見かけた。
「あ、南君だー」
俺の隣に居た女―野村織葉(オリハ)―が言った。
織葉は俺に告白しないが、よく一緒に居る奴だ。
軽い女だが、頭の回転は早く長く付き合えそうなタイプだ。
一夜限りの子猫ちゃんや沙羅とはまた別のタイプ。
それよりも、だ。