認めないから!
連れて来られたのは裏庭で。
…なかなかここも縁のある場所だな。
普通ならこんな所来ないだろうのに。
「コレ、弥生から預かったの。沙羅ちゃんにって。」
――ソレは綺麗に輝く銀のペンダントだった。
派手な格好をしない私がつけてもおかしくない控えめなデザインのペンダントだ。
「………どうして……?」
私の頭には今コレしか出てこない。
弥生とは別れたのだ。
それに弥生はロコちゃんが好きだったんじゃないのか。
分からない。
全然分からない。