認めないから!


――そしてアイツは見事決めましたよ、ハットトリック。


勝ってたね。
クラスの皆に胴上げされてたね。


それで優勝したから。



上手く行きすぎて怖い。

私?

私は勿論遠くから静観ですよ。他クラスだし。


しかも、あの熱い中は無理だ。合わない。遠慮したい。




「沙羅さーん!!
応援ありがとうございます!!」




いや、私よりクラスの皆さんでしょう。




「僕、やっぱり何が何でも沙羅さん好きです!!





――公開処刑だ。
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