認めないから!


「あー…
それは…ちょっと悔しかったからです。」




悔しい?




「弥生君より僕の方が好きになったの早いのに…って。」




あ。




「でもそう思うのはお門違いで…伝えなかった、頑張ろうとしなかった僕のせいなんです。」




もしかして、


だから。




「――…それが悔しくて…
それなら笑われても最低でも何でも良いから頑張ってみようと思ったんです。」




そういう、事だったのか。


私だけじゃない。


南も南で後悔してたんだ。
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