認めないから!


私ってもしかして…




「まぁ、沙羅は違うみたいだけどな?」




――バレてる。


ってそりゃそうか。
南と仲良く登校してる所を目撃されたのだから。




「俺のあげたペンダントは捨てたか?」




本当にアホだ、コイツは。




「…捨てられるわけないでしょ、バカ。」




どうしてそんな言葉が出てくるのだろう。




「クク……そうか。
それは光栄だ。
まぁ、ロコちゃんから聞いてるだろうが…俺は本気でお前が好きだ。」




「…………それならもっとちゃんと伝えて欲しかった。」




――あぁ、そうだ。私は…
< 251 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop