認めないから!


「じゃあ、明日の午後1時、駅前の広場で!!」




ニコニコしながら、軽やかな足取りで帰って行った。


……分かりやすい奴だ。
こんな女なんかとデートして何が楽しいのだろう。




「ほーぉ。やるじゃねぇか、アイツ。」




……出た。


私の背後からヌッと現れ、どさくさに紛れて肩に手を置いてくるナチュラル変態。




「俺が焚き付けたかいがあったな?」




ニヤリと不敵に笑うアイツだ。
< 97 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop