「1/4の奇跡」左側の君に【完】






「うん」





拓人の机を見ると、参考書がたくさん並んでいた。




「私も頑張らなくちゃ・・・」




拓人は立ち上がって、パンフレッドを本棚にしまった。




「俺、絶対に無理だって思い込んでいたから、




そんなことないんだってわかって、




やれるところまで、頑張ってみようって思った。





全く聞こえなくなったら、手術っていう方法もあるし、




俺、頑張ってみるよ」











拓人が隣に座ってきた。







「花音のおかげだよ・・・ありがとな」










< 168 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop