IN THE GAME



「どうした!?」



急いで美々のもとへ駆け寄る。



「いや…ちょっとくじいちゃったみたいで…」



美々の手をどけて見ると、確かに赤く腫れ上がっていた。



この状態で歩くのはとても無理だ。



「少し休むか?」



「だめ。もうちょっと足場のいい所じゃないと、モンスターが来た時にちゃんと戦えないよ。」




それはそうだが…このままでは美々が痛い思いをする。



好きな人がそんなになるのは嫌だ…。



< 127 / 267 >

この作品をシェア

pagetop