IN THE GAME
「どうした!?」
急いで美々のもとへ駆け寄る。
「いや…ちょっとくじいちゃったみたいで…」
美々の手をどけて見ると、確かに赤く腫れ上がっていた。
この状態で歩くのはとても無理だ。
「少し休むか?」
「だめ。もうちょっと足場のいい所じゃないと、モンスターが来た時にちゃんと戦えないよ。」
それはそうだが…このままでは美々が痛い思いをする。
好きな人がそんなになるのは嫌だ…。
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