猫の猫による猫のための…
、
「 …ねぇ、」
「 ………、」
微動だにしない、
「 ねぇ、アズ、」
「 っ、」
ほんの少しぴくんと肩を揺らす、
でも、相手の視線はゲームの中
名前を呼びながら そっと肩にもたれかかる、
「 …何、」
やっとこっち向いた、
「 んふふ 」
すかさず甘えたように笑っては目を瞑って見せる、
「 何、」
キツめの口調とゲームを閉じる音が聞こえる、
ゲームから離れた手が私の肩を抱き寄せれば
相手の腕の中にすっぽりと収まる、
体温 鼓動 吐息
全てに安心する、