SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
俺は恐る恐る携帯のメールを確認した。


【何で声聞きたい時に、電話出てくれないの??ただでさえ遠距離なのに・・・辛い・・・こんな時どうやって心生のことを信じればいい??逢いたい・・・】

俺は、トイレに急ぎ彼女に電話した!!!


ガーーーーーン。
つーか、
チーーーーーン。

時すでに遅し!!!

フラれてるし。
別れ告げられてるし。


たった先程、「別れねぇよ!!!」とか言いながら・・・。

情けない男や!!


トイレから出ると、おしぼりを持ったヒナが心配そうな顔で待っていた。

「ねぇ大丈夫??戻ってくるの遅いからさぁ・・・飲みすぎて気分悪くなった?」


と言いながら、ヒナは持っていたおしぼりを俺に渡してきた。


「大丈夫!!ありがとう」

俺がそうヒナに返答すると、


「あのさぁ!!!

・・・やっぱり何でもない」


何か周囲を気にしながら、何かを言いかけたヒナ・・・


って今それどころ違う!!
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