SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
ガチャ!!

店についておそる、扉を開けた・・・。


「おはよう。ヒナちゃん。」


そう言って、私を迎え入れたのは店長の黒田だった。

店長 黒田。29歳。

茶髪ロン毛のホスト風の男。
イケメンだけど、私のタイプではない。
ちなみに「ヒナ」は、お店での私の源治名。


「ねぇ、ヒナちゃんの新しいドレス、ロッカーの前にかけておいたから、よかったら着てみて。」


黒田は言った。

私のお店は、ドレスが三着支給される。
新人の私はまだ二着だった。


私は、心を弾ませながら更衣室兼待機室に向かった。


カチャ!!

って、まだ誰も来てないし。
あんな急がなくて良かったじゃん・・・。


あっ!そんなことよりドレス!!


あっ!!濃い青色のドレス。どっちかというと紺色に近い。このドレスが一番好きかも。


早速着替えだす私。


下着姿になった時に、何か私は気配と視線を感じた。

私は、急いで振り返った!!

バタンッ!!!


マジでキモい!!!


誰かに覗かれていた。
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