SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
店がオープンした。


私は、数人の女の子と待機室にいた。
新人の私はまだまだヘルプ要員。


今日は週末やし、忙しくなりそうだなぁ・・・。


カチャ。


「おはよう」

そう言って、この時間に出勤してきた女の子。


モエさん。このお店のNo.1に君臨する女。
お客さんと同伴出勤してきたらしい。


モエさんは、着替えだした・・・。

スタイルもいいし・・・
私はモエさんのセクシーな姿にみとれていた・・・。

ただ、この女・・・。
お店の女の子からの評判はかなり悪い。


他の女の子のお客さんを横取り。

売り上げの伸びてきた女の子に対する嫌がらせなど、ここでは書ききれないほどある。


ただこの女の凄いところは、それらを自分の手を絶対に汚さないですることらしい・・・。


なんか孤独な女・・・。

だから、No.1なのかもしれない。
孤独と引き換えにNo.1。
No.1がゆえに孤独。

なんかよく分からないけど・・・。


つーか、私もこの街に来て孤独なんですけどぉぉぉ。友達も彼氏もいないしぃ。


でも、当分彼氏は要らないかなっ。

男は信用出来ない・・・。
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