SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜

恋

翌日の朝・・・。いやもう昼前になっていた。

寝る子は育つ。
いや、まて・・・！！もう育つ年頃ではない。


俺は携帯の着信音で目が覚めた。


「おいっ！！！！！！」

そう慌てて電話してきたのは、地元の親友の良輔だった。


「おいっ。何で昨日の夜、電話とらなかったんだよっ！！！」

と良輔は言う。

んっ？電話？？
後から確認したら、良輔からの「不在着信」。

俺は全く気付いてなかった。


「昨日は飲みに行って・・・」


俺が喋ろうとしたが・・・

「それより、昨日の夜！！ヒトミちゃんが・・・」

良輔はバカでかい声で興奮して話しだした。


「ちょっと待て！！良輔！！声のボリュームを下げねぇと、俺の耳が可哀想やし逆に聞き取りづらい！！

つーか、ヒトミとはもう別れてるし。」


俺は良輔に言った。


「はっ？？いつ別れたんだよ？？昨日の夜中、佐藤とバーで飲んでたら、ヒトミちゃんが男と腕くんで歩いてたって佐藤が俺に言ってきたんだが・・・別れたなんて知らなかったよ。」


良輔の言葉を受け入れるのに少し時間がかかって間があいた・・・。