SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
吉本と会った。


「昨日、菜々と公園であったみたいだなっ・・・お前、正直菜々の事どお思う?」


先に切り出したのは吉本のほうだった。


知ってたんだ・・・。


「んっ?どぉ思うか?つーか菜々は大志さんが気にいってる人でしょ?可愛いとは思うけど、別に何も深い感情的なものは何もないっす・・・」


俺は答えた。


「俺が気に入ってる??アハハハハッ、それはねぇよ!!俺はアイツの知り合いだから、俺があの店に飲みに行った時に指名してるだけや!!」


そうなんだ・・・。


吉本は続けた。


「アイツは・・・菜々はお前の事気にいってるみたいやし、昨日の公園で番号交換とか何かなかったのか?」

との問いに、一瞬だけ間が空いた。



番号交換とか何かなかったのか??

番号交換とかはしてねぇけど・・・、

キスをした・・・。


さすがにコレは言わない方がいいかっ!!


「番号交換とかしてないっす。つーか、しないっす。菜々に営業メールとかされても店に行くわけでもないし・・・」


と俺が答えてると、吉本が割り込んできた!!


「お前は、俺がキャバクラ連れて行くと、いつも女の子に番号聞かれても、そう言って教えねぇよなっ!!

彼女いるからとか言って。」

いやいやいや、それが普通だろっ!!


「合コンもいかねぇし・・・」


いやいやいや、彼女いたら普通行かないだろっ!!
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