SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
「だから、菜々と連絡とりあってやれよ!!
何かお前ら運命を感じるんだよなぁ!!
すぐに公園で偶然再開したり・・・」


吉本は言った。


「・・・・」

なぜだ??なぜ大志さんは俺達に連絡とらさせようとする?なぜだ?



んっ!!!???


運命?偶然再開?

もしかしてっ!!!!!

あの夜、公園で再開したのは運命でも偶然でもなく、大志さんがっ!!!

彼女と別れた俺を慰めるタメにわざわざ・・・、なっわけねぇか!!!考えすぎかっ。


「あの夜・・・、実はキスしたんすよ俺たち・・・」

俺は吉本に言うと、

「そうかっ!!何とも思わねぇよ!!バーカ!俺の顔色伺うなっ!!

ちゃんと菜々にメールしろよ。」


と言って、吉本は帰っていった。

キスの話して、顔色伺おうとしたのバレたかっ。
さすが元ホスト!!


そうして俺は、帰る前に吉本から聞いた菜々のアドレスにメールを送信した。

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