SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
すっかり桜の季節も終わり、これから暑さとの戦いがはじまる。


俺と菜々は、あれ以来メールのやり取りを頻繁にするようになった。

何気ない普通のメール。

お互いに休みがあったら逢おうとか、迫られたが断っていた。

吉本の存在と・・・。

まだ、自分の中で水商売をしてる菜々をどこかで信用してなかったのかもしれない。

もしくは、元カノのことに踏ん切りがついてないのか・・・、自分でもよくわからなかった。


ただ徐々に、菜々に対しての警戒心が無くなっていってるのは、はっきりと自分で感じていた。
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