SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
そうなんだ・・・。


私はてっきり、吉本がモエに惚れこんで飲みに来てると思ってた・・・。


「あっ!!心生!!

心生はそのこと知ってるんですかねぇ??」


私は、思ったことをストレートに口ずさんだ。


「コウ??

つーか、誰それ??」

マナミさんは不思議そうに私を見てきた。


「ほらっいつか、吉本って人が連れてきて・・・

私が初めてフリーのお客様を接客した人ですよぉ!!」


私は、必死にマナミさんに説明した。


「あぁぁぁ!!

うん!!分かる!!」
マナミさんは心生を思い出したようだ。


「でっ??そのコウが何??」


マナミさんは私に聞いた。

「だから、そのこと・・・
モエと吉本の関係のことを心生は知ってるのかなぁと思って・・・」


と、私はマナミさんに言った。


「知るわけないじゃん、私がそんなこと!!!」


マナミさんからの即答だった。


ですよねぇぇぇぇ。


「でも、知ってるんじゃない??

吉本がお店にツレを連れて来たの初めてやし・・・

吉本が信頼してる人物か何かじゃない??そのコウって男は・・・」


マナミさんはそう推理した。

なるほどなぁ・・・。
吉本が信頼してる男かぁ・・・。
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