SA-KU-RA〜これが俺の歩む道・これが私の歩む道〜
数日後・・・。
今夜も、お店はいつもと変わらない時間が流れていた。
「いらっしゃいませ。」
店内を動く黒服が、私が接客してる席の側で、立ち止まって頭を下げた。
私の側を、一人のお客様が奥の席へと進んでいった・・・。
かすかに・・・
ほんのかすかにだけど、懐かしい匂いがした・・・。
あっ!!!!
心生??
だよね??
私は、一人奥の席に向かう心生の後ろ姿をずっと眺めていた・・・。
心生が座った席には、赤いコースターが置かれた。
赤いコースター・・・。
それは、お客様が誰かを指名して入店してることを意味する。
フリーのお客様は黒いコースター。
そういう風に色分けすれば、お店の女の子も何かと接客しやすい。
お店の女の子の意見で最近導入された。
えっ??指名っ???
私は、心生の席の方に向かう・・・
モエを目で追っていた。
心生のもとへ行くなり、何やらモエは心生の耳元で喋り出したっ!!
しかもっ、かなり心生の体に自分の体を密着させて・・・。
えっ??何なのあの二人っ??
そして、モエは黒服にお客様がお帰りになる時の合図を出した。
えっ?もう帰るのっ?
二人は何を話したの?
心生が再び私の側を通過していくっ。
心生は私に気付くことはなかった。
モエを指名して来店した心生!!
私に気付いてくれなかった心生!!
何か・・・
凄くショックだった・・・。
私は、ショックを隠しきれないまま、少し離れた場所で接客している、マナミさんに目をやった。
マナミさんは、ずっと私を見てたかのように私を見つめていた・・・。
今夜も、お店はいつもと変わらない時間が流れていた。
「いらっしゃいませ。」
店内を動く黒服が、私が接客してる席の側で、立ち止まって頭を下げた。
私の側を、一人のお客様が奥の席へと進んでいった・・・。
かすかに・・・
ほんのかすかにだけど、懐かしい匂いがした・・・。
あっ!!!!
心生??
だよね??
私は、一人奥の席に向かう心生の後ろ姿をずっと眺めていた・・・。
心生が座った席には、赤いコースターが置かれた。
赤いコースター・・・。
それは、お客様が誰かを指名して入店してることを意味する。
フリーのお客様は黒いコースター。
そういう風に色分けすれば、お店の女の子も何かと接客しやすい。
お店の女の子の意見で最近導入された。
えっ??指名っ???
私は、心生の席の方に向かう・・・
モエを目で追っていた。
心生のもとへ行くなり、何やらモエは心生の耳元で喋り出したっ!!
しかもっ、かなり心生の体に自分の体を密着させて・・・。
えっ??何なのあの二人っ??
そして、モエは黒服にお客様がお帰りになる時の合図を出した。
えっ?もう帰るのっ?
二人は何を話したの?
心生が再び私の側を通過していくっ。
心生は私に気付くことはなかった。
モエを指名して来店した心生!!
私に気付いてくれなかった心生!!
何か・・・
凄くショックだった・・・。
私は、ショックを隠しきれないまま、少し離れた場所で接客している、マナミさんに目をやった。
マナミさんは、ずっと私を見てたかのように私を見つめていた・・・。