白と黒の神話
『お主、シンシアじゃのう。聖戦の折に姿がみえなくなったという報告を受けて、死んだものと思っておったのじゃが。どうして、ここにおるというのじゃ』
「簡単よ。その巫女はあの時、盟主様の洗礼をうけたわ。つまり、わたくしたちの仲間というわけ」
マレーネの言葉にグラン・マは何も言うことができないようである。まるで黙っていることが彼女にできる唯一のことだといっているようにもみえる態度。
「つまり、あんたはあたしたちを騙していたわけ? あんたは占い師じゃなくて、アンデッドの仲間だったわけだ。だから、ルディアであたしたちを襲うことができたんだ」
グラン・マが何も言おうとしないことに苛立ったミスティリーナがそう決め付けるように言っている。しかし、そこまで言われてもグラン・マは黙ったままでいる。
『シンシア、お主はどうなのじゃ。その姿でいるということは、巫女を捨てたわけではないのじゃろう』
「簡単よ。その巫女はあの時、盟主様の洗礼をうけたわ。つまり、わたくしたちの仲間というわけ」
マレーネの言葉にグラン・マは何も言うことができないようである。まるで黙っていることが彼女にできる唯一のことだといっているようにもみえる態度。
「つまり、あんたはあたしたちを騙していたわけ? あんたは占い師じゃなくて、アンデッドの仲間だったわけだ。だから、ルディアであたしたちを襲うことができたんだ」
グラン・マが何も言おうとしないことに苛立ったミスティリーナがそう決め付けるように言っている。しかし、そこまで言われてもグラン・マは黙ったままでいる。
『シンシア、お主はどうなのじゃ。その姿でいるということは、巫女を捨てたわけではないのじゃろう』