白と黒の神話
第3章
まっすぐに伸びている少しさびれた街道。そこを旅している二人の人物。一人はその独特のローブ姿から黒魔導師ということが一目でわかる。しかし、その連れの方はどうにも判断に苦しむところがあった。剣を腰につるし、マントを羽織った姿は男といえる。しかし、髪を後ろでひとまとめにしている姿。細いという印象を与える線。それらをみると女にもみえる。
だが、街道をいく旅人はこの二人の他には誰もいない。やがて、街道沿いにある大きな木をみつけた二人は、そこで休憩を取ることにしたようだった。
「リア、ルディアだったっけ。じゃあ、もう一息かな」
「そうね。ここで馬を休ませて、残りは一気に行きましょうか」
「やっぱり、馬だと楽だわ。今まであまり乗ったことないから、どうなるかと思ったけど」
だが、街道をいく旅人はこの二人の他には誰もいない。やがて、街道沿いにある大きな木をみつけた二人は、そこで休憩を取ることにしたようだった。
「リア、ルディアだったっけ。じゃあ、もう一息かな」
「そうね。ここで馬を休ませて、残りは一気に行きましょうか」
「やっぱり、馬だと楽だわ。今まであまり乗ったことないから、どうなるかと思ったけど」