あなたなんて、大嫌い
職員室で鍵を借り、外に駆け出す
「先輩!」
「ありがとう、深月ちゃん!千里ちゃん、今開けるから待っててね」
先輩が倉庫の鍵を開け扉を開けると、そこには体育座りをしてこちらを見ている千里の姿があった
「ありがとう、2人とも」
何事もなかったかのように出てくる千里に、私と先輩は拍子抜けする
「千里、どこも怪我してない?大丈夫?」
「大丈夫。閉じ込められる以外何もされてないから。先輩もありがとうございました。私は大丈夫ですので、授業に行って下さい」