あなたなんて、大嫌い
「無事でよかった・・・」
「先輩・・・」
千里ちゃんの手が背中に回ってくるのを感じた
「千里ちゃんのことは俺が守るから。絶対もうこんな目に合わせないから」
千里ちゃんのシャツを掴む力強くなった
「ありがとうございます」
「だからさ、感情を押し殺すことに慣れないでよ。俺や深月ちゃんの前では、素直に怒ったり泣いたり笑ったりしてほしいんだよ」
前に言ってたよね、感情を押し殺すのは得意だって・・・
そんなの得意になっちゃだめだ